[成分]クエン酸クロミフェン
[分類]排卵誘発剤
【適応】
●排卵障害に基づく不妊症の排卵誘発
【用法】
●無排卵症の患者に排卵誘発を試みる場合には,まずgestagen,estrogen testを必ず行い,消退性出血の出現を確認し,子宮性無月経を除外した後,服用を開始。第1クール1日50 mg,5日間で開始し,第1クールで無効の場合は1日100 mg,5日間に増量。用量・期間は1日100 mg,5日間を限度とする
【注意】
●卵巣腫瘍及び多のう胞性卵巣症候群を原因としない卵巣の腫大のある患者
●肝障害又は肝疾患のある患者
●妊婦
●肝障害・肝疾患の既往歴のある患者
●多のう胞性卵巣のある患者
●霧視等の視覚症状が現れることがあるので,服用中は自動車の運転等,危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する
●動物試験で胎児毒性並びに催奇形性作用が認められており,またヒト妊卵に対する安全性は確立されていないので,妊娠中には絶対に投与しない
●原発性卵巣不全による尿中性腺刺激ホルモン分泌の高い患者
●副腎及び甲状腺機能の異常による無排卵患者
●頭蓋内に病変(下垂体腫瘍等)のある患者
●無排卵症以外の不妊症患者
●産婦人科・内分泌専門医師の管理のもとに投与する
【作用】
●ごく弱いエストロゲン作用を持ち,そのエストロゲン活性は,エストラジオール-17β(E2)の1〜2%
●内因性エストロゲンレベル保持の無排卵症婦人に投与時,間脳に作用し内因性エストロゲンと競合的に受容体と結合,Gn-RH(ゴナドトロピン放出ホルモン)を分泌。その結果,下垂体からFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)が分泌され,卵巣を刺激して排卵を誘発
【副作用】
●承認時における安全性評価対象例339例中,臨床検査値の異常変動を含む副作用は64例に認められた。市販後調査における安全性評価対象例3,823例中,臨床検査値の異常変動を含む副作用は276例に認められた
下腹部痛等の卵巣腫大症状,過敏症,発疹,頭痛,情動不安等,排泄遅延,悪心,嘔吐,食欲不振,顔面潮紅,尿量増加,口渇,疲労感
●長期投与により卵巣腫瘍の発症の危険性を増加させるとの疫学的調査の結果が報告されている
【コメント】
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