性同一性障害、難しい子どもの診断
GIDの原因は、いまだ明らかになっていない。
子どもの場合は、人格が確立していないこともあり、診断は難しいといわれる。
GIDは、世界保健機関(WHO)などが診断基準を設ける疾患で、
日本精神神経学会は、医療対象として位置付けている。
原因については、心理的、社会的要因や、母体内でのホルモンの影響など、さまざまな仮説があるが、
専門家の多くは「脳に何らかの要因がある」とみている。
正確な国内の患者データはないが、GID学会理事で精神科医の針間克己さん=東京都=が
全国の主要医療機関に聞き取り調査したところ、受診者は、約四千人とみられるという。
女児として学校に受け入れられた播磨地域の男児に関し、
これまで約八百人のGID患者を診察してきた埼玉医科大学かわごえクリニックの塚田攻医師は、
「性別が分かるようになった幼少期から体と反対の性を望み、今もその性自認が続いているなら、
GIDでほぼ間違いない」とみる。
針間医師は「男児として無理に通学させると心理的にマイナス要因となる」としながらも、
「成人したときに体の性に戻っている可能性もある」と指摘。
「どちらに傾いても良いよう周囲が対応することが大切」と話している。
2006/05/18
神戸新聞
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