性転換手術を容認

日本精神神経学会 診断と治療で指針

日本精神神経学会(山ロ成良理事長)の「性同一性障害に関する特別委員会」(委員長、山内俊雄・埼玉医大精神科教授)は28日、肉体的な性別に違和感を抱く「性同一性障害」の診断と治療のガイドラインを同学会理事会に答申し、了承された。

性転換手術を最終手段として容認しており、年内にもガイドラインに基づく手術が埼玉医大で実施される可能性が高くなった。

答申によると、まず(1)精神療法(2)ホルモン治療−を実施。そのうえで本人が希望する性に対して、持続して適合感を抱くかどうかを確認し、最終的に性転換手術を実施するとしている。世界でも異例の術前術後のケアを盛り込んだ。ホルモン療法と手術の対象者は20歳以上に限定した。

適合性の確認では、望んだ性で生活する「リアルライフテスト」が諸外国ではどう行われているかを例示しながら、日本独自の確認方法を確立する必要があるとした。このほか戸籍変更など法的整備や保険適用など経済的問題の存在も指摘し、学会として関係省庁に働きかけるべきとした。

1997/5/25
産経新聞
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